槍ヶ岳 - 大キレット - 北穂高岳(1回目)へ登ってきた!2日目

4時半起床。予報通り曇っている。天気次第では大キレットへは行かずに天狗原経由で上高地へ。

朝飯食べながら早朝の山を堪能する。
もしかしたら槍ヶ岳山頂からは幻想的な朝日が見えたのかもしれない。

なあんて過ごしていたら5時半を回っていたので急ぎ気味で出発w


ルート。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-724140.html


なかなかの傾斜をマイペースで登る。ていうか既に下りてきてる人がいる…早い!
荷揚げのヘリと槍。

シルバーウィークに向けてだろう、ヘリが数往復していた。
で、その槍はというと…

数人の人が張り付いていた。
あと少しで槍ヶ岳山荘だ。

殺生ヒュッテが小さく見える。

槍ヶ岳山荘。登山者で賑わっている。

重い荷物を背負っての山行は結構疲れた。やはり昨日は無理して登らないで良かった。
荷物をデポして早速、念願の山頂へ向かう。一眼を持って行くためサブザックは必要だったなあ、と後悔。

双六岳方面。

双六岳から眺める槍ヶ岳は素晴らしい、と親父殿。それを聞いてしまってはいつかは行かなくてはなるまい。
それではいよいよ登りますか!

まあほぼ垂直ですなw

とはいえ登るぶんには下が見えないので高度感はさほど感じないかと。


それにしてもリュック背負ってないから体が軽い軽い!
つい先程までいた槍ヶ岳山荘があんなに小さく。

平日の早朝だからか、人が多くなくてよかった。

あと少しかな?






到着!槍ヶ岳山頂だああああああ!!!



もちろん撮ってもらったwこのポーズ…もうちょっと何とかならなかったのか。


山頂には数人の登山者。おかげで堪能できた。


登ってきた梯子。帰りは左側通行。

キレット北穂高岳方面。天気持ちそうなんだよなあ。

アッという間に下りてきた。

小槍と思いきや孫、曾孫っぽいんだよなあ。失敗したか。

改めて槍。

休んでいるとまたまたヘリ。あれ?奥に見えるのが小槍っぽい!あーもうあれが小槍でいいやw

ジュース飲んで、水を補給して、記念にバッジと手ぬぐい購入。
水を補給したとはいえリュックが全然軽くならないwww


うーん、大キレットへ行くかどうかはともかく、まずは天狗原分岐まで行きますか。

アッという間に槍ヶ岳は遠く…つか誰もいない。

笠ヶ岳方面。

はい!大喰岳!

まだまだ先が長そうだ。

山頂辺りに梯子が見えのは気のせいですかね。もっと楽な道かと思ってたw

中岳!

行きに見た雪渓があった辺りが見下ろせる。

岩場が多くなる。

まだ槍が見える。

けっこう凄い道だなおい。

天狗原分岐…雲を見ると天気は暫く崩れることはなさそう。

なので…行きますか!大キレット
あれが南岳だろうな。

南岳!

ここまで槍ヶ岳山荘から1時間半くらい。
進行方向に見えるは、南岳小屋と行く手を遮るように大きく広がる岩山。

あ…あれを登れというのか。初めて見るあまりの威圧感に「やっぱり引き返そうかなあ」なんて弱腰にw
まあ、ここで死んだら俺の人生なんてそんなもんなんだろう、と思い直して進む。
南岳小屋で小休憩をし、ボチボチ行きますか。

凄いところを歩くんだなあ、と思わず苦笑。

初っ端から梯子や鎖なんかを使って、ほぼ垂直の岩場を下っていく。撮り忘れてしまったが、なかなかの高度感だった。
下りてきたところを振り返る…要塞だなこりゃ。

天気が良くなってきた!

こんなところ歩くとか頭おかC


A沢のコル…あれ!?

Hピークは??大キレットで一番見たかったHピークはいつの間に過ぎた!?
ちなみにいきなりA沢のコルまでぶっ飛んだのは、撮る余裕がなかったからですはい。
こうなったら仕方ない。戻ってまで確かめたいとは思わないので先へ進む。そしてここより少し手前でめちゃくちゃ早い人に道を譲る。凄いペースだったな、あの人。
A沢のコルからは浮石が目立つような岩場になった。

途中から見下ろす。随分登ってきた。

通ってきた道も…

左下のナイフリッジがHピークっぽいなあ。

しかし、よくもまあ歩いてきたもんだ。
あとどのくらいよじ登ればいいのか…あれ?

穂高小屋だろあれ!もうそういうことにしよう!

振り向けば槍。

ラストの壁か。

通ってきたところは雲が覆い被さろうとしていた。

どれだけ登ってきたのか。

あと少し!

槍も隠れ始めた。

ん?

不気味で鋭い岩が怖いw


穂高小屋到着だあああああああ!!!

13時前に到着。
はあああああ、凄く疲れた。もうテント泊装備で大キレットは通りたくないw
ここで先ほどのめちゃくちゃ早い人(A君としよう)がいたので話すことに。
取り敢えずカレー注文。場所の割には安いと思う。

テラスでカレー食いながら景色眺めてA君と話しながら時間を過ごす。
随分と雲が出てきてしまった。

登ってきた下はもう見えない。

テント泊のお金を払い、水を補給。あとトイレがすごく綺麗だった。このまま涸沢ヒュッテまで下ってもいいけど、俺の足はもう限界です!てことでこの日は南陵のテント場に。
小屋の上にある北穂高岳の山頂へ!

小屋から10分15分の場所にテント場はあるって小屋の人が言ってたけど…いやいやいや。全く見えないんだが。

トイレ行く度にこんな道を通らなくちゃならんのかw
岐阜方面はわずかに晴れ間が。

凄い威圧感。

奥に見えるのは奥穂高岳かな?

切り立った岩。もちろん登山道ではないw

小屋からの景色はいつの間にか真っ白。

テント場に到着。緑のテントはA君の。

流石に誰も居ないなあ。午後から天気が崩れるらしいからなのか。
テント場から見えるは大キレット。あれの稜線を通ってきたんだよなあ。マジでバカなんじゃないだろうかw

A君と話した結果、テント泊装備で大キレットは通りたくない!と共通の意見にw
設営完了。いつでも寝れます。

雲で見えない。

涸沢方面。



秋を感じる。

9月中旬。標高が高いところではもうダウンジャケットを着てちょうどいい寒さだった。
この後、離れたところにソロの女性登山者がテント設営。まさかA君と俺以外にテント泊する人がいるとは思わなかった。
A君は1ヶ月弱かけて日本海から太平洋へ歩いている最中なんだとか。その途中にある高い山を制覇しながら。テント泊装備だから体力も凄い。
翌日は悪天候じゃなければジャンダルム通過して西穂高岳まで行くと言ってたけど、まあ、無事に辿り着いていることだろう。
夜になると予報通り雨が降ってきた。取り敢えず食料減らして荷物を軽くしよう!ってことで出来るだけ減らすことに。
寝る時間になるまでA君と語り、自然とお互い静かになりそのまま就寝。
雨の音とともに2日目が終わる。