夜中に起きてトイレのために外へ出ると満天の星が広がっていた。
これは撮っておこう、と思ったがヘボ三脚がうまく固定されない…。断念し目に焼き付け再び就寝。
4時に起床し朝食を取り若干明るくなってきたのでテントの撤収。それにしてもイビキがうるさすぎて熟睡できなかった。次回から耳栓でも持っていこうか。
6時に行者小屋を出発。
スタート場所はテン場の奥にある。そこから少し進むと阿弥陀岳分岐。当初の予定は阿弥陀岳へも行こうかと思ったがあまり気が乗らなくなってしまったので文三郎尾根で赤岳を目指す。
若干の傾斜がありテント装備が重いが体は元気!ガンガン進む!
はい!階段!休憩!いやーこれは無理無理。
とはいえザレ場になっているので整備された登山道は大変ありがたいことです。
手前が中岳、奥に阿弥陀岳。
7時に文三郎尾根分岐に到着。
それにしてもいい天気だ。夏季休暇をずらして本当に良かった。
んでここから大好きな(え?)岩場の連続。
テント泊装備の岩場はどうしても大キレットと比較してしまう。もちろん油断は絶対にしないが大キレットの経験は大きい。
富士山!
7時半。八ヶ岳連峰最高峰の赤岳山頂に到着!
本当に素晴らしい景色だ。が平日なのに山頂にそこそこ人がいるとは思わなかった。
さて本来は2泊3日の山行予定だが気分が乗らず1泊2日に気持ちが非常に傾いている。なのでこの日に帰るということはのんびりし過ぎは良くない。あと人もまだ山頂にいるし移動することに。
さらば赤岳!
小学生の頃に父に連れられ嫌々登ったらしいが全く記憶にない赤岳。嫌々登った小学生の俺。おっさんになってから嬉々として登りましたよ。
眼下に先程までいた行者小屋。少し奥に赤岳鉱泉。そして南八ヶ岳稜線の影。
これから向かう横岳方面。眼下に赤岳展望荘。
下りはガレとザレが混じり凍結もあるので慎重に。
赤岳展望荘で少し休み出発。地蔵の頭に到着。
お地蔵様の先には御嶽山。
これが横岳だと思っていた時期が僕にもありました。
梯子。
危なそうに見えるがきちんと道は整備されている。
これを見たときは「冗談でしょ?」て思ったけど。
清里方面。
眺望は最高。
下の方にある白い丸は車山の気象レーダーかな。
中央よりやや左にあるアンテナ群はおそらく美ヶ原…きっと。
乗鞍岳?
凹みが大キレット。右に移動した鋭く尖ったのが槍ヶ岳。凹みから左は北穂高、奥穂高?
御嶽山。
9時前に三叉峰。
稜線歩きはやっぱり最高。しかも快晴だし。
イワヒバリ!
歩いてきた道を振り返る。
もうすぐで横岳山頂。
9時過ぎに横岳に到着!
ここは人がいなくて静かな山頂だった。
それでは平らな硫黄岳を目指しますかね。
鎖場横移動…本当よくこんなところに鎖を設置できたなあ。感謝感謝。
手前が横岳、奥が赤岳。
鹿の食害から守る柵だそうです…柵(´・ω・`)
硫黄岳山荘。
ここから硫黄岳までの道が地味にきつい。
えっちらおっちら登って10時過ぎに硫黄岳到着!
何かの小屋?
爆裂火口。
いやーよく歩いてきたものだ。行者小屋から4時間くらい。もう少しのんびり歩いてくればよかったかも。
ここから夏沢峠へ。
下っている最中に爆裂火口の荒々しい姿が。
いつのまにか雲が出始めていた。
11時前に夏沢峠に到着。
営業期間は約2ヶ月のヒュッテ夏沢。
ここでソロ登山者と少し話し、本沢温泉に寄って汗を流し根石岳山荘に泊まるらしい。
俺も気が変わらなければ本来2泊目で利用する予定だった本沢温泉でテント泊して野天風呂を利用したかったんだけどなあ。
帰宅翌日が仕事ってのはどうしても避けたいって気持ちが勝り結局1泊2日に…。
前日も登った箕冠山へ。
相変わらず展望なしなので何もせずに根石岳へ。
根石岳から白砂新道入口に行くまで犬を連れた登山者…。このクソ狭い道で俺が犬嫌いだったら最悪の状況。犬を連れて登ってくるやつは周りの人のことは考えないんだろうか。
何度も見た気がする天狗岳の二双。
右に目をやると…
あれが本沢温泉っぽいなあ。
そしてここも変わらず東に大勢の人。西にはほとんど人の姿は無い。
西天狗岳から唐沢鉱泉まで下りたいところだが前日の凍結と残雪を考え東天狗岳から黒百合ヒュッテへ向かう。
右に黒百合ヒュッテが見えたので「案外近いな」と思っていた。しかし…
13時前に天狗の奥庭。
思っていた以上に時間がかかっている。なぜなら想像以上の岩場と日陰には残雪があり慎重に移動しなければならなかった。
これなら西から下りても良かったのでは、と思い西天狗岳から下りる場所を見たらバッチリ日陰。全く日は当たっていないように見える。遠回りでもやっぱり黒百合ヒュッテ経由が正解だったのかな。
こ、これがスリバチ池??
近くにいた登山者に聞いてみたら水がある時もあまりきれいではないようだ。池というより水たまりみたいなもんらしい。おいおい。けっこう期待してたのに。
黒百合ヒュッテも確認。
スリバチ池からすぐ近くにあるがこの下りの雪が曲者過ぎて思うようにサクサク下れない。
13時過ぎに黒百合ヒュッテに到着。この日はスタッフさんの結婚式だそうで、「小屋は貸し切りです」て書いてあった。テント泊は大丈夫だったのかな?
左から下りてきて右に真っ直ぐ進み唐沢鉱泉へ。
若干の雪があるものの苔に覆われた八ヶ岳らしい景色が広がっていた。
渋ノ湯へ行かないので右の唐沢鉱泉へ。
本当にいい天気だ。なにより森林浴が素晴らしく本当に落ち着く。
終点かな。
道のど真ん中を水が。
唐沢鉱泉の源泉。熱くもぬるくもなく冷たい。
てことで八ヶ岳周回は終わり。あとは楽しみの唐沢鉱泉で日帰り入浴!
平日の夕方。途中から人もいなくなり貸切状態。風呂は内風呂しか無いが窓が大きく中には植物が植えてあり露天風呂ではないが内風呂とも言い難いちょっと幻想的な感じがした。
心地良すぎて長い時間浸かっていると秘湯だかなんだかの取材でここ唐沢鉱泉を撮りに来たカメラマン。
来年の5月くらいに雑誌に載るようなこと言ってたけど…忘れそうw覚えてたら買おうかな。
サッパリしたあとで唐沢鉱泉の裏にヒカリゴケがあるということを思い出す。
ヒカリゴケの群生地。
これがそう?
ヒカリゴケってのは自ら発光するのではなく、光を反射するらしい。このブログを更新しているときに知った(´・ω・`)
御射鹿池の見学も考えたがまた次回にしようと思いこのまま帰宅。
帰りは境川PAの境川食堂でサバの開き。肉厚でボリューム有りで美味しかった。
この時期なら身軽で移動できる小屋泊もありかなあって思う山行だった。
あとは下山後に毎回毎回思うことはもう少しペースを落としてもいいのでは?ってこと。そうすればもっと登山を楽しめるのではと考える。
それと重量を考えて今使っている一眼からミラーレスへ乗り換えようかと考え中。
CANONかOLYMPUS…真剣に探してみようかな。