戸隠山(1回目)へ登ってきた!

どこのサイトで見たか忘れたが、衝撃的な光景を見てこれは是非とも登っておきたいと思い、3連休の前日となる金曜に決行。
4時に戸隠神社奥社の無料駐車場に到着。1時間強の仮眠をとっていろいろ準備してたら6時近くになっていたので慌てて出発。


ルートは以下のとおり。


人のいない早朝の参道は雰囲気があって大変素晴らしい。


暫く歩くと随神門。

見事な杉並木。

登山口に到着。色々怖いことが書かれてある。

とその前に、奥社へ。戸隠山が…嘘だろ?あれに登るのか。

安全祈願!無事に戻ってこれますように!!!


っしゃ!出発だ!出だしから急登かよ!

つか虫が少なく暑くない。この時期は最高だな。
雲は適度にあるが、天気は上々ですな。

鎖場の出現が早いなおい。

あれの頂に登るんだろうなあ…延々と急登が続くのだろうか…。

いいえ、急登でなく壁が続きます!

で、振り返ってみると

雲海!
飯縄山かな。

見事な雲海。幸先が良い。
百間長屋。

ここからの眺めも良い。

キタコレ壁。

何だこの巨岩。

鎖場になっているけどルートではないのでスルーしておく。
再びの壁。この横移動で足を掛けるところを間違えて肝を冷やす。

まだまだ壁は続くよ〜。

一番びっくりしたのがこれ。

この絶壁を登れというのか…。
絶壁の途中から。

こええええ。めっちゃこええよおおお。
とおもいつつまだ写真を撮る余裕はある。一気に登ってきたなあ。


で、今回の登山で一番の難関であろう蟻の塔渡がお目見え。

まずは気持ちを落ち着かせるためここからの風景でも…。

さてそれでは蟻の塔渡に挑むとするか。両サイドは崖。道幅はわずか。
少し進んだところであまりの怖さに足がすくんでしまった。今までの登山でこんな経験があっただろうか。
が、ここで足がすくんでしまっても今更戻ることはできない!「俺ならできる!」と自分を奮い立たせて前へ進む。一応、エスケープルートらしきところがあったけど、せっかくなのでとそのまま前進。つかエスケープルートを利用するにもかなり苦労すると思うけど。
途中で少し余裕ができたので後ろを撮ってみる。

あれを渡ってきたんだよなあ。
落ちるなら左ではなく右に落ちたほうがまだマシという情報をチラホラ見るけど、どっちに落ちようが変わらないんじゃないでしょうか!?
戸隠連峰は転落、滑落ではなく「墜落」と表現されているようで、墜落=即死とまあ落ちたらほぼ助からない、そんな場所らしい。
正直目の当たりにして納得。
とまあ生きた心地がしなかったがなんとか通過。後ろからは3人くらいの登山者。

ようやく恐怖から開放されると、今度は壁が「こんにちはー」

ほんと気が抜けないなここ。
んでようやく八方睨頂上に到着。

体力云々よりも精神的に疲れた。

ここで小休憩。
後ろを見ると100名山の高妻山がはっきりと見える。

右下に蟻の塔渡。その上に鏡池

去年、ホームセンターで安価で買った手袋が非常に役に立った。

雲海がだいぶ薄れてきた。

後ろから来た二人組の人たちと少し話す。このあと高妻山を目指すらしい。「ペースが早いからあなたも行くんですか?」と聞かれたが「この後は一不動避難小屋を経由して下山します」答える。今回は登山だけでなく、念願のソロキャンプデビューをする予定もあるからね!


それでは出発しますか。
暫く進んでところで、蟻の塔渡と八方睨。

けっこうあっという間に着いた戸隠山山頂。見晴は良い。

ここから望遠で八方睨山頂でも。

たまにしか撮らない自撮りでもw

さてまだまだ油断してはいけない。気をつけないと右に墜落しかねない。

蟻の塔渡を見たらちょうど渡っている人が(真中)

こうしてみると改めて怖いと思える。
眼下には右に鏡池。下の白いものが奥社。そこから一直線に伸びている参道。左上の開けた場所が奥社の無料駐車場かな。

右に注意しながら出発。


九頭龍山に到着。

雲に覆われてしまったようで展望は良くない。
比較的真っ当な(?)山道を降りて行くと一不動避難小屋に到着。


ここで暫し休憩。
後から来た人と少し話す。地元の人のようで、戸隠山へ登ったのは10年ぶり2回目とか。「昼くらいには家にいますねえ」だって!北アルプスも近いし羨ましいっすなあ。


んで、こっちは十分休憩したので一足お先に下山することに。
氷清水。

水場はここしか見なかった。
それにしてもこの沢を下りるのが戸隠の登山道なんですかねえ(汗)滑るので慎重に。

滝の横を下りる。

激狭な道を鎖にそって慎重に歩く。

紅葉はこの時がピークか終わり始めかな。


挙句にこれを下りるとかwwww…冗談でしょ?

下り立ったところから見上げてみる。

花。

もう何度沢を横切ったか。途中から数えるのやめた。


無事に牧場到着。本当にホッと一安心。

戸隠連峰は雲で覆われていた。タイミング的には良かったかも。

後で来るであろう戸隠キャンプ場を抜け、さかさ川歩道で駐車場へ。

戸隠キャンプ場の登山者用駐車場はまだ余裕があったが、正午前の平日は奥社の無料駐車場は満車。待ちがあったくらい。


昼食は来るときに気になった、「そばの実」という蕎麦屋でざるを。歯ごたえあり、喉越しよく、汁も美味しかった。


「え?一人?またまた冗談をw」ていう店員の最初の態度はいかがなものかと思ったけど。なんなんだあれ。


この後、ソロキャンプだヒャッホイ!
ってことで戸隠キャンプ場で受付。3000円だとばかり思っていたが、2000円という安さで利用することができてかなり得した気分。
人がいなくて広々していて場所は選び放題。場所確保のためテント設営して信濃町へ車を走らせる。「第一スーパー」で買い出し。旅先のスーパーってなんかワクワクするわ。
あの山に登ってきたんだよなあ…つか雲は一体どこへ。


夕方。残念ながら夕日はここからでは見えなかった。それでも空が茜色に染まっていく光景は素晴らしかった。

そろそろ飯の準備。

ソロキャンプのためにリクライニングチェアとか焚き火台とかいろいろ買ったw
日もとっぷり昏れてアッという間に夜。ステーキは焼き過ぎた(おい)

食うもん食った後は音楽を聞き、酒を飲みながら焚き火。最高の時間。

人が少ないから静かな夜を過ごせそうだと思っていたが、煩い奴は煩かった。
寝てないし疲れてたし翌朝早いので22時には就寝。
とまあ連休初日は登山にソロキャンプと非常に満喫できて幸先が良い。


今回気をつけた…というか再確認したこと。鎖場の時は用心のため靴裏の泥や水分を落とす、また足場の落ち葉はしっかり落としてから臨むこと。
前日に降ったであろう雨と紅葉シーズンということで濡れた落ち葉で何度か滑った。落ち葉があると窪みが全く分からないため普段以上に慎重になった。
岩場が多いと知っていたので、一応持っていったけどストックを一度も使うことはなかった。
蟻の塔渡でもっと撮りたかったけど、余裕がなかったためあまり撮れなかったことが悔やまれる。
今度戸隠へ登山で来る時は100名山の高妻山に挑戦だな!