ピッケルとトレッキングシューズをゲットして、いざ谷川岳へ!
いつもどおり早めについて現地で仮眠してから登ることに。
GW真っ最中の5月2日だが、高速道路は渋滞することはなくスムーズに水上ICへ。土合駅に1時頃到着。既に数台車が止まっていた。
他の人達と同じようにトイレのある土合駅の駐車場で仮眠。
5時半起床。車を土合橋からほんの少し脇に入った無料駐車場へ。
桜がまだ咲いてた。
ここから登山口まで若干の距離があるが歩くことに。
安全祈願。
ロープウェイが見えてきた。営業前だけど。
更に進むと谷川岳登山指導センター。
その先にあるゲートを通り、少し進むとようやく登山口。
ルートは以下リンク先。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-629876.html
「魔の山」「人喰い山」「死の山」なんて様々な呼び名のある谷川岳。いよいよ挑戦。
気合入れて登りますか!
…あれ?ほんとにこの道なのか??
序盤で早くも迷うwww
まあでも一応足跡があるのでまだ慌てるような時間じゃない。うん。きっと。
日本三大急登と言われるだけあってなかなかの傾斜。
そろそろ限界だ、てことで買ったばかりのアイゼンを装着。ちなみに邪魔にしかならないと思ったのでストックは車においてきた。
雪融けしているため思っていた以上にアイゼンを装着しても踏ん張りが効かない。そのためピッケルが役に立つ。それ以前に今歩いているところが本当に合っているのか不安になりながらも進む。
時々足跡が現れるのが救いだけど…これ明らかに下ってきた人のなんだよなあ。
暫く進んで足跡がぱったり消えた…うーん。どうしたものか。右を見ると尾根らしきところが。しかし左のほうが進みやすそうだ。
暫し悩んだ結果、右へ進路変更。
正解っぽいいい!!!
沢山の足跡と道らしき道。ちょっと安堵する。
左を選んでいたらもろくなった雪の壁を四苦八苦で登る羽目になってた。
危ない危ない。
雪もだいぶ崩壊してるなあ。
気を取り直して進行進行。
…あれ?下に道が見えるが崖を飛び降りないと到着できないんですがwww
そんなアホな。他にルートが有るだろ…はいありました。
右に。雪が全くない道が!
暫く進んでアイゼンを外す。もしかしてこの雪のない道ってかなり下からあったんじゃ…。
なんて進んでいると猿がいた。野生の。
そしてこのピンぼけである。
この他にも2頭ほど見かけた。立ち止まってじっくり撮ろうかと思ったが絡まれても困るので先へ進むことに。
また雪の道。
アイゼン装着…少し進むとまた雪のない道!
付けたり外したり…つかアイゼンつけなくてもキックステップで進めそうじゃね?
てことでアイゼンはザックの中へ。
そして岩場へ出る。最高に気持ち良い風と見晴らし。
ロープウェイ方面。
戸隠に比べれば余裕だよこんなの!…って油断はしないことに。
振り返る。右下に見えるのはロープウェイ乗り場かな?
鎖。
しっかり落ち着いて三点支持で登ればどうということはない。
ラクダの背に到着。
更に進んでガレ沢の頭。
ここで巖剛新道と合流。
まだまだ先ですなあ。
何度目かの鎖場。
天神尾根。
どこまで続くんだこの尾根w
見晴らしは抜群。
まだまだ進む。
そしてこの急登。
因みにサクサク進んでいるようにみえるかもしれないが、途中、雪で道が塞がれていたり、クレバスがあったり、柔らかくなった雪で穴に嵌るんじゃないかと思ったり、立っている場所の雪が何かのはずみで崩壊するんじゃないかと思ったりと終始緊張状態で登っておりました。
右を見ると…ん?あの二峰はもしかして。
思っていた通り、目標地点となるトマノ耳。
オキノ耳。
おっしゃあ!なんか元気が出てきたぞお!
…休憩しよう。
白毛門方面。
ロープウェイ方面。
再び出発。
お?
いよっしゃあああああああああ!!!!
ってことでトマノ耳にすらまだ到着してないが、肩の小屋が見えたことと西黒尾根が終わったことへの安堵感で心底ほっとした瞬間であった。
一息ついてからトマノ耳へ。
またあとで。
ここで上の方に水滴が付いていることに気がついてなかった(´・ω・`)
で、駐車場から約4時間。トマノ耳に到着!
あーちかれた。
誰かに撮ってもらおうかと思ったが、だーれもいなかった。これは予想外。
トマノ耳から見えるオキノ耳。
西黒尾根。
オジカ沢ノ頭方面。
オキノ耳へ移動。途中のクレバス。
けっこう遠いな。
吸い込まれそう。
オジカ沢ノ頭はまたいつか。
9時半、百名山一座制覇!
トマノ耳もオキノ耳も独占状態だった。西黒尾根を苦労して登ってきたかいがあるってもんだ。
トマノ耳を望む。
西黒尾根方面。
一ノ倉方面。
いい景色だ。
もうちょい奥へ進む。
最終的な折り返し地点はここ。
無事に戻れますように。
一ノ倉…恐ろしいく切り立った崖だ。
奥の院からの眺望。
オキノ耳(手前)とトマノ耳(奥)
トマノ耳は人が増えてきたか。
それでは肩の小屋へ。
取りあえず鳴らしておく。
肩の小屋。
ヤマノススメはここに泊まったんだっけ。アニメのスタッフもやっぱり泊まったんですかねw
それほど疲れてなかったのでそのまま下山。
下りはアッという間。振り返ると結構な傾斜だ。
時期が時期だからなのかあまり花は見かけなかった。
天狗の溜まり場なんかも人が多く休憩していたのでスルー。
時々尻で滑り降りながら熊穴沢避難所が見えてきた。
ロープウェイは左ですか。まあそんな邪道なものは使わんけど。
方向が一緒だし。ただそれだけだし。
その前にここで小休憩。大して腹に入れてなかったので、また身体が動かなくなってしまうのは勘弁。
ここはここで怖い。
一歩足を踏み外したら…。
なんか見えてきた。天神山かな。
木と影。
随分平らな山だ。
シリセードして下りてきた。
面白かったけどビチョビチョに(´・ω・`)
100円ショップにそれらしい道具があったから買えばよかったかな。
ロープウェイ乗り場が見えてきた…え?いやいや乗りませんよ(白目)
振り返れば遥か遠くに谷川岳の二峰。
いやー、疲れた疲れた。
チケット買って…
後は乗るだけ!
人間の技術ってのは利用しないといけないと思うんだ、うん。
すみませんごめんなさい、たまには楽をさせてください。
ロープウェイって素晴らしい!ビバ、ロープウェイ!
10分で土合口到着ですよ。何時間も掛けて登ったのを10分ですよ。
ロープウェイ内から望む谷川岳。
土合口駅到着。出迎えてくれたのはなんとも精神的に不安にさせてくれる絵w
ソフトクリームを買って食べながら駐車場へ。
その途中にある谷川岳で遭難された方々の慰霊塔。
駐車場近くの滝。
行きに安全祈願したお地蔵様に無事に下山できたことを報告。
帰りに土合駅へ寄ろうかと思ったが、満車状態だったのでそのまま谷川温泉の湯テルメ谷川へ。
ルートが合っていたのかわからないけど、取りあえず西黒尾根から登ることができてよかった。
次は新緑の時期に訪れてみたい。それにしても随分標高があるように感じたけど、2000も無いんだよなあ。これは意外。
楽しい山行でした。
翌日のために赤城山のある大沼へ向かうのであった。
つづく