ちょっと遠出の日帰り登山1泊2日を恒例化していきたい。前回は乗鞍岳・恵那山でとても満足の行く山行ができた。
今回も天気が良さそうな日に狙いを定め、土日で登り月曜に有給休暇。
紅葉シーズンだから駐車場が埋まることへの恐れと、早めに床についても平ヶ岳のときのように眠れないかもしれないので、現地の駐車場で寝よう!という計画。
そうと決まれば早速行動。金曜の21時半に神奈川を出発。駐車場までえらい道幅の狭い林道のようなところを走ったが、本当に合ってるのかこれ?
何はともあれ1時半に駐車場に到着。登山口が一番近くてトイレのある駐車場は残り4,5台で満車って状態だった。あぶねーあぶねー。
見上げると満天の星空。空気がひんやりしていてキリッとして気持ちがいい。
トイレトイレっと…。あれ!?ヘッドランプが無い!どこを探せど見つからない!どうやら忘れてしまったようだ。これはやっちまった。駐車場に外灯はないため心許ないがスマホのライトで。
無いものは仕方ない。とりあえず寝る!
4時半に起きたがまだ十分暗い。早めに出発しようと思ったがヘッデンが無いなら明るくなるまで待つしか無い。つまり二度寝だ。
5時。薄っすら明るくなってきたので朝食を取り出発準備が終わる頃にはライト無しでも問題ないくらいの明るさになった。
5時半。それでは出発。
登っている途中から本日の朝日!明るいって素晴らしい!
飯森小屋。廃墟同然なんだが…。
サクサク登りロープウェイ組との合流地点。流石にロープウェイ組との合流はなかったけど。
七合目の行場山荘に到着。軽食が取れるようだが流石にまだ開いていなかった。6時前だし。
安全祈願!
すっかり陽も上がり雲海もお目見え。
ちょっと枯れてるかな?
6時半。八合目の女人堂に到着。ここも開いてなかったがちょっくら休憩。
奥には見えるのは御嶽山山頂かな?
ところどころ色味がかかっている。
抜けるような真っ青な空。あの当時もこんな天気だったのだろうか。
近づいているようでなかなか近づけないw
緑がなくなり岩だらけの道になった。
石室山荘に7時15分。道がなくなったけどこれどうすんだ?
て思ったら中が登山道になってた!こんなことは初めてだ。
あ、同じストーブ持ってるw
山荘を出ると荒涼とした景色に戻った
氷が張ってる。通りで寒いわけだ。
至るところで慰霊碑や仏像が置かれている。今まで訪れた山とは雰囲気が少し違う。神妙な空気というか、浮つくような気分にあまりさせない少しピリ付いている空気がある。
もう少しで山頂だろうか。
シェルター。
では頂へ参ろう。
山頂からは立入禁止区域の王滝頂上周辺が見える。
登ってきた方面。天気も眺望も最高だ。
って、まずは山頂だ!
8時前、御嶽山山頂に到着!意外と早く着いた。
噴火による影響で一ノ池・ニノ池が完全に干上がっていた。
眺望が良すぎて何度でも見てしまう。
微かに富士山も見える。
時間があったら登ろうと思っていた継子岳も。時間があるので行きますが。
山頂にも一応シェルターがある。
山頂はそれほど広くないし、あまり長居する気にもなれないので移動だ。
通る先々で鐘があったら鳴らして行く。
ニノ池とニノ池山荘。ニノ池はサラサラの砂地のようではなくどろどろして泥濘んでいた。
ある程度行動範囲は制限されているようだ。
二の池ヒュッテ。まだまだ元気なのでこのまま摩利支天山へゴー。
広大な広河原のようなものが見下ろせた。
眼下に見えるのはどうやら賽ノ河原らしい。ここを真っ直ぐ進む。
左に視線を移すと摩利支天山と思われるところも見える。
その奥までまだまだ続いているようだ。それにしても賽ノ河原がめちゃ広い!
ぐんぐん下り8時半に賽ノ河原に到着。
賽ノ河原を突っ切ったところに白竜避難小屋がある。ご丁寧にそこには案内図があった。
三ノ池が見えた。コバルトブルーが眩しい。
振り返ると先程までいた御嶽山。
展望台がある。
てことで展望台。360度大眺望だ。
しばし景色を楽しんだあとは目的の摩利支天山へ。予想と反してけっこうアグレッシブな岩場が楽しめる。
9時。摩利支天山山頂に到着!
めっちゃ地平線!
賽ノ河原。
御嶽山。
摩利支天山までの道のり。左には継子岳。
戻っている途中、イワヒバリ発見!
雷鳥も!マジかー。
摩利支天乗越まで戻ってきた。ここから継子岳方面へ下る。
なかなかいい感じの道だ。
三ノ池の表面が風で少し揺らいでる。
五の池小屋に到着。
これびっくり。リゾート地か何かかな?w
目指すは継子岳だ。
風景がガラリと岩場に変わった。
10時。継子岳山頂に到着!疲れたけど気持ちの良い歩きだった。景色もいいし風もほぼないので、ここでガッツリ休憩だ。
景色もバッチリ。御嶽山に摩利支天山、眼下には四ノ池。ちなみに五ノ池は先程のリゾート宿:五の池小屋のすぐ下にある。
十分休憩を取ったので、そろそろ下山モードに入る。
まずは四ノ池まで降りる。意外と植物が多く荒んだ印象がない。
きれいな沢を渡渉後、
まさかの登り!しかも割と急登…。
登りきったところで振り返る。四ノ池と継子岳。
向かう方向には三ノ池。
左に鳥居が見えた。近くまで行けるんだな…行かんけど(おい)
八合目の女人堂を目指して進む。
三ノ池を過ぎると、高度感のある道…ちょっと怖かった。
鎖を頼りに渡渉する。雨の日は絶対に通りたくない!
こんな巨岩も転がってきたのかよ…。
一息ついたら今度は崩落したのか?と思える箇所を通る。
女人堂が見えた!
振り返って「よく歩いてきたなあ、すごいぞ俺」と自画自賛に浸る。
秋…終わりかけかな?
女人堂からの下山。朝の静けさは一体どこへ?ってくらいすごい人だった。行場山荘も混んでいたのでスルー。空いてたらちょっと休んでお餅を食べようかと思ったけど。
ロープウェイ組との分岐を過ぎると急に人が少なくなった。
なんにせよサクサク下山し13時半前に駐車場に到着!
疲れた!でも気持ちの良い山行だった!
少し駐車場でダラダラ過ごし…さて下山後のお楽しみの一つ温泉だ!
ロープウェイ方面へ車を進めると、他の駐車場もほぼ満車。それはそれとして、これまたなんとも走りやすい広い道!来たときの狭い車道は失敗したなー。
やまゆり荘の日帰り温泉でサッパリ。コロナ対策で休憩室が使えなかったのが残念だが。その後は、せっかくだしということで「青い塔」でヒレのソースカツ丼。
柔らかくてとっても美味しかった。
混んでなくてよかった。駐車場は5台も止められるかどうかって広さ。
翌日は焼岳登山!なのでめちゃのんびりと上高地方面まで進み、22時に中ノ湯登山口到着。しかしすでに10台以上が駐車中!ネットで中ノ湯登山口は駐車の場所取りがシビアと知っていたので早めに来たが22時で良い場所は埋まっていることに驚きだ。
少し戻ってそれなりに広いスペースを発見したので、帰りを考慮してバックで駐車。とりあえず場所が確保できたので安心して寝る。