丹沢山塊。
いつの間にか丹沢山塊制覇が一つの目標となっていた。残るは未踏の焼山。そこから続く蛭ヶ岳までのルート。多くの登山者は焼山方面から大倉ヘと続くコースを歩くだろう。だが自分は蛭ヶ岳~大倉までは何度も歩いている道だ。気になりはしつつも踏み入れていない丹沢山~宮ケ瀬までのルート。これが気になる。
これを入れて、かつ時間に制限がない車でってことになると非常に悩んだ。
アスファルトの歩きが多くなるもののどこに車をおいて周回するか。行きか帰りのルートにバスを取り入れようとも考えたが…うーん。いまいち決定打がない。
それと今回はのんびりしたいということもあって、山小屋泊の1泊2日!
長いこと地図やネットとにらめっこ。帰りはあまりアスファルトを歩きたくないものだ。つまらないから。
ようやく見つけたのが松茸山への登山口にもなっている松茸山自然の森公園。ここの登山口に駐車できることがわかった。宮ヶ瀬湖近辺の駐車場は24時間開いているところが皆無なので早朝行動するには不便すぎる。
焼山登山口まで結構歩くが、初日なので元気なうちに面白みにかけるルートは脱したいのでまあ問題ないだろう。
ということで松茸山自然の森公園から周回ということに決定だ。
平日に休みが取れ、蛭ヶ岳山荘への予約も完璧。丹沢山塊制覇に空が祝ってくれるのか快晴のようだ。
2022年3月16日。3時に家を出発し、コンビニに寄りながら松茸山自然の森公園に到着したのが5時。
朝食を取り、出発準備もOKだ。では行きますか!
ルートはヤマレコで。
www.yamareco.com薄暗い中、意外と交通量のある林道を歩く。
空を見上げると…雲が広がっております。おかしいな~晴れるはずでは!?
以前から何度も通っている車道に出てのんびり歩いていると梅が咲き乱れていた。
道志みちに出た。登山口までまだまだあるなあ。
まずは焼山登山口を目指す。
あれが焼山だろうか。こうしてみるとけっこう大きいんだな。
途中、行き過ぎてしまい戻ったり…ってところで何かがない。手袋だ!
歩いている途中で暑くなり手袋を取りザックに引っ掛けていたのだが…マジかよ。
少し戻ってみたが見当たらない。
これは帰りに探し直すかぁ。手袋なしの登山かー参ったねこりゃ。
防寒もあるが岩や木など触ることが多いので汚れ防止も兼ねていたノースフェイスの手袋だったのだが。
無いならないで仕方ない!気を取り直して歩く!ってところで焼山登山口バス停付近になる神社でトイレ!
これがまた意外や意外。綺麗なトイレで助かった。
GPSアプリを頼りに住宅街を歩いていると標識を発見。目指すは焼山。
そのまま進んだ先に見覚えのある橋が。駐車場をどこにしようか悩んでいた際に候補の一つでネットで何度も目にしたところだ。
だがここまでかなり狭い道だったので候補から外して正解だった。
駐車場から2時間歩いて焼山登山口に到着。まあまあいいペースだろうか。
スタートは石が敷かれたよく整備された道だ。
途中から、登山道と言ったらこれだよ、って道に。モリモリ標高を稼ぐ。
9時過ぎに焼山山頂に到着。
展望台へはロープが張ってあり上ることは叶わなかった。
ある意味これで制覇なのだが…やはり今回のルートを歩ききってこそだろう。
ちなみに焼山からの眺望はない。だからこその展望台なのだろうが。
ハート型。
気持ちの良い平坦な道を進み
前回の姫次からの下山時に利用した道に出た。雪がまだ残っているとは。
最高地点。あれだけあった雪も今じゃ見る影もなく。
10時半、姫次に到着。ここでちょっと休憩。
蛭ヶ岳には雲があり、残雪もあるようだ。
さて姫次から先は未踏で楽しみだ。
ぐんぐん下って原小屋平に到着。
地蔵平に到着するもここも特に眺望なし。
そして残雪が目立つようになってきた。
バカ尾根同様、こちらも階段地獄だったかw
そしてその途中から振り返るとこれまた素晴らしい眺望だった。
一際高い中央の山が檜洞丸だろうか。
今回歩いてきた稜線が見下ろせる。
画像じゃわからないが階段が若干傾斜になっていて固くなった雪で滑りそうで少し怖い。
あと少しで蛭ヶ岳!
眺望はと言うと少し霞がかっていてくっきりした景色は拝めない。
最後の階段で体力を奪われたが、12時。蛭ヶ岳山頂に到着!
丹沢山方面。
ユーシン方面。
西丹沢。
霞んでいるが、ケチを付けるような眺望じゃないので満足。
蛭ヶ岳山荘にかなり早く着いてしまったようで1番乗りだった。
寝床は一番奥を確保。荷物の整理やストレッチなんかをして時間を潰していたが、やはり外で景色を見てしまう。
焼山方面。
宮ヶ瀬湖。
こうして見るとけっこう歩いてきたことを実感する。
丹沢山方面の雲が取れてきたかな?
富士山はぼんやりと。
そうこうしているうちに雲が湧き出て、遠くには雲海も見えた。
流石に寒くなってきたので布団で仮眠。
17時半に夕飯のカレー。知る人ぞ知る蛭カレーってやつだ。
そして夕陽の時間。富士山と夕陽。最高かよ。
沈むのはあっという間だ。
太陽に代わって主役は月だ。優しい光がクッキリとよく見える。
この後、常連さんが日本酒を持ってきてくれたようで自分の他に男性2人と常連の女性、山荘のご主人の計5人で宴となった。
とこのまま寝るのではなく神奈川県最高峰からの夜景を見に外へ。
めちゃ寒かったので早々に中に避難し再びまったりお酒。たまにはこういうのもいいもんだ。
22時に就寝…していたら夜中に地震。山荘もめっちゃ揺れてビックリしたけど被害は何もないしスマホも圏外のため寝た。
2日目へ続く…。