丹沢長距離登山(玄倉林道−棚沢ノ頭−蛭ヶ岳−臼ヶ岳−檜洞丸−ユーシン−玄倉林道)

最近、弛んだ生活を送ってるので何とかせねば!と思い己に活を入れるため、先日の日曜に長距離登山を決行した。
結論からいうと、もう二度としません調子に乗りました(おい)


ルートは以下のとおり。
www.yamareco.com


朝3時半に家を出て玄倉林道ゲートに5時に到着。そこから軽く飯を食べたり準備をして5時過ぎにいよいよ出発。ちなみにゲート前には車が4台。一体何時から来ているんだろう。

ゲートから先は一般車進入禁止。
しばらくこんな道が続く。

ウツギ

真っ暗トンネル。左に道があったが立入禁止になってた。ヘッドライト装着して突入。

出口が見えない!しかもけっこう長い!つか誰もいなくてちょっと怖い。おまけに先日見たホラー映画をこういう時に限って思い出す(笑)

やっと出れた。

帰りもこのトンネルを通るのか…。

暫く進むと、見事に透き通った渓流が。

更に進んだ先に、今回の目的の一つだったりする玄倉ダム到着。

一部ではユーシンブルーとも言われているここの水を是非とも自分の目で見なければと思ったので。


それにしてもどうしてこうもきれいな色になるのか。

快晴のため緑が映える。

鬱蒼としたトンネル。嫌いじゃない。

滝。

水に触りたいけど気楽に下りれるような場所ではないので見るだけ。

トンネルの先は開けてるのか?

この先を登ってみたいと思った。完全にコース外だけど。

雨山峠、寄バス停へはここを登っていく。

ユーシンロッジは帰りに寄るので塔ノ岳方面へ。

ゲートを通り抜ける。

まだまだ林道は続く。
一際大きなトンネル。

これを潜ると…!?

熊木ダムの見事なブルーに驚きと嬉しさのあまり思わず声が出てしまった。

この透明度と色は見事なもんだった。
先を進み、別れ道。右は塔ノ岳なので今回は左へ。

この川はもしかして熊木ダムに通じてる?とにかくこの川を渡る。

熊木沢出合。青空×新緑×川。素晴らしいコラボです。

川を渡り、右沿いに進むと右に小さな標識が見えたので、この脇道を入る。ここからいよいよ登山開始。

このまま左へ寄りながら進むルートもあるっぽいけどそれはまた機会があったらってことで。


で、いきなりの傾斜ですか(´・ω・`)

鬱蒼としてる。尾根を意識しながら進まないと気づいたらコースから外れてるってのが何回かあった(え?)

熊木ダム!

めちゃくちゃ崩れてますけど!?

ブナ地帯。

弁当沢ノ頭がよく分からなかったけど…この辺でいいのか?

ジシバリ

岩場。

眺望が良い。この頃はW杯日本戦が始まっているはず…。

ここでちょっと休憩。が、虫が鬱陶しいので早々に進むことに。
右に見えたのは蛭ヶ岳

そしてようやく丹沢主脈にある棚沢ノ頭に出た。

右へ行くと丹沢山なので左の蛭ヶ岳を目指す。
それにしてもここまで登山者と誰も会わないとは…。


丹沢主脈は二度目なので少しは気が楽になる。しかも風が吹くと最高に気持ちいい。
ぽつんと一本木が。

アートと蛭ヶ岳

鬼ヶ岩と蛭ヶ岳

ミニチュアっぽく見える蛭ヶ岳がまたいい。

実際歩くと木陰がないからガンガン日差しを食らってけっこうキツイけど(えー)
ようやく頂上。
宮ヶ瀬湖

二度目となる蛭ヶ岳到着!

またもや富士山が見えません。知ってた!
朝から大して食べてないのでラーメンを食べる。

最初は自分一人だけだったけど、ラーメンの準備してたら結構人が来るように。
一番手前の右に下っている尾根を登ってきたんだよなあ。

休憩してる時に話した人は夜中2時に青根を出発してきたとか。ナイトハイクかあ。一度はやってみたいけどやるとしたら近場で何度か登ったことのある大山からだな。


十分休憩したのでそろそろ出発。眼下に見えるは熊木沢。まずは右に見える臼ヶ岳へ。よくわからん根拠でここから先の登山道を完全に舐めきってた。

出だしから急斜面ですね…。

けっこうな道じゃないか(汗)

ヤマツツジ

振り返ると蛭ヶ岳はもうあんなに遠く。

ゼエゼエしながら臼ヶ岳到着。

ここから真っ直ぐ行くとユーシンロッジへ下りれるが、今回は長距離登山なため右手前の道から檜洞丸を目指す。


慎重に進まないと危険な道が多くなってきた。


アップダウンが激しくなりグデグデの登山になってくる。
なんとか青ヶ岳山荘到着。

ペットボトル500円!はまあ場所柄仕方ないとして…大して冷たくなかった(´・ω・`)しかもベンチに座って休憩しようものなら金を取るとか…流石にこれはえげつないような。
この辺りから檜洞丸はもうすぐなので力を振り絞って進むことにする。
で初の檜洞丸到着!


団体さんもいて人が多い。
ここでどかっと座って休憩。あああああああまじでやばい疲れがかなりきてるううううううううう。


でまあそれなりに休むことはできたのでまずは同角ノ頭へ出発。
この道は雰囲気がすごく良かった。短かったけど。

暫く進んで標識発見…ユーシン方面だけ距離が書いてない。知ると絶望するから教えないよ><ってことなのか。

同角ノ頭まで560メートル(570だったかな?)って標識を見て頑張ろうという気になる。しかし先が見えない登りに血の気が引く。

この辺りから手足と顎がしびれてろくに動けない状態が続いた。
で、進んでも進んでも同角ノ頭に着けない!登りの距離ってあまり当てにならん、てことを実感。
青息吐息でなんとか到着。

水はあと1リットルくらい…足りるのか?


お次は大石山を目指す。あまり人が通らないのか草木が覆い茂った細い道が多い印象。
アップダウンは相変わらずで梯子も多い。


疲れと痺れで思うように動けなかったのか盛大に転ぶ。不幸中の幸いか転んだおかげで体が緊張して痺れが和らいだ(笑)
で、そろそろ到着って直前でこの壁である。もう絶望したわ。

なんとか大石山到着。巨岩の向こうに見えるは蛭ヶ岳


ここまで来たらユーシンロッジへ向かうだけ。今は玄倉林道は考えない!
かなりゆっくりペースだが最悪、明るい内にユーシンロッジにだけは辿り着いておきたい。
そのためあまり休憩は長く取らずに出発。そしてここに来て下りの急斜面…頭真っ白ですよ。
もうこれ本当に限界マジで足が動きません!て時に見えた休憩所。もの凄く安堵した。

痺れがだいぶ収まり休むことができたので近くにあるであろうユーシンロッジを再び目指す。
流れる水の音がどんどん大きくなり、木々の隙間から建物が見えた時の嬉しさと言ったらたまらないものがあった。
17時。念願(?)のユーシンロッジ到着!


ここでガッツリ休む。
トイレを済ませ、裏口から中に入り自炊場で顔や手を洗い水を補給。

寝床もあった。

ノートなんかが置いてありここを利用している人は結構いるようだ。
ユーシンロッジ自体は休業中。自販機があるかなあ、なんて淡い期待をしてしまった自分に蹴りを入れたい。
取り敢えず明るい内に山から降りることができてよかった。日の長い6月で助かったってことかな。


水を補給できて十分休憩したので玄倉林道ゲートへ向けて出発。
出発してすぐに後ろからトレラン(たぶん)の人と合流。雨山峠を通って鍋割山から大倉へ向かう予定だったが時間的に非常に迷っていた。目的はバスに乗って帰るだけのようだったので、色々話して渋沢駅まで車で送ることに。
長い林道と真っ暗なトンネルを一人で歩かないで済むし、渋沢駅なら大して遠回りでもないし。話し相手がいてくれるだけでも助かりました。
なんだかんだで玄倉林道ゲートに19時前に到着。しかもまだ暗くない!山間だからかなり暗くなるかと思ってたけど。


疲れた。本当に本当に疲れた。
今回は己に鞭打つ登山を決行してみたけど肉体の本当の限界が分かった。それと14時間の登山はもう二度とゴメンですはい。まあいい経験にはなったけど。
西丹沢方面は楽勝と自分でもよく分からない考えを改めることができたのも良かったかな(笑)その他にも色々と反省点があったので、今回のことを参考に今後の登山をしていこうかと。
あとはやっぱり熊木ダムが強烈に印象に残って忘れられない。熊木沢出合から近くに行けそうなので機会があれば行ってみたいですなあ。今度は折りたたみ自転車で林道を進むことも含めて!


余談だが盛大に転んだ時に鈴を凹ませ、その影響で消音にするためのネジが回らなくなってしまった。

まあぶら下げていた一眼レフが壊れなかったのは助かったけど。
それでもちょっとショック。




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