平ヶ岳(鷹ノ巣からピストン)

念願の夏季休暇となったがどうも連続して晴れが続く予報ではない。おまけに台風接近と来ている。

そのためテント泊は中止し日帰りできる山に限定。日帰りだけど時間はあるので長時間山行…まずは「平ヶ岳」。山頂まで距離があり、またルート上テント泊や避難小屋もないらしい。なので日帰りする山では難ルートとなるようだ。ぶっちゃけ技術よりも体力勝負!って感じだ。

2座目は「巻機山」。以前の越後駒ヶ岳の登山の翌日に登ろうとした山だ。

台風が近づいているが、合間の晴れを狙って決行!

 

平ヶ岳」は登山口となる「鷹ノ巣登山口」までのアクセスが長い!行動開始は早めにしたいから、当然ながら登山口に到着する時間も早くしたい。せめて4時には。

そうなると22時には神奈川を出る…。

 

ということで早めに床についたが全く眠気が来ない!いつまで経っても寝れないので、寝ることを諦め準備をし21時に神奈川を出発!急がば回れなのか、栃木方面から向かうほうが早いようだ。

ドライブ中、尾瀬への入口がこんなところにもあるのか、と新しい何かを発見したような気持ちになりながら進むと、急に幅が車一台分の道になった。途中、待避所があるものの狭い道が延々に続く。「どうか対向車が来ませんように」と祈りながら進み、3時に鷹ノ巣登山口に到着。駐車できるのは20台ほどだと思うが、その半分がすでに埋まっていた。皆さんお早い。

 

長時間の運転からようやく休むことができて、これで寝れるぞ!と思ったが…まあ寝れない。うとうとするがそれだけだった。

 

5時になると外が薄っすら明るくなっていたので、そろそろ出発だ。本当は4時半に出ようかと思ったがダラダラしていたら5時になってしまった。

www.yamareco.com

序盤は林道歩きだ。熊よけの鈴を鳴らしながら、見上げると雲はあるが広がってはなさそうで、しかも薄い。

暫く進むと本格的な登山道が現れた。そして急登が歓迎してくれた。

ヒーヒー言いながら進んでいくと、ザレ気味の痩せ尾根に到着。

尾根伝いに進んでそのまま右に行くのかな?なんて甘い考えで景色を見ていた。

青空も見えるし、これは期待するしか無い。

急傾斜のロープ場や岩場が連続して満を持して登場。

今回はピストンになるので、こりゃ帰りは大変だなんて思っていた。

落雷でもあったのだろうか、木が見事に砕けていた。

進んでいるようであまり進んでいないような…。

登っては下りのアップダウンが連続する。

これから目の前の急登を行くのかゴクリ。

振り返ると歩いてきた稜線が遠くまで続いていた。

いい眺めだ。いい眺めなのだが薄っすらした雲がなかなか取れないなあ。頑張れ青空。

1時間半で急登を登りきり、「下台倉山」山頂に到着!

あーーー疲れたー。

尾瀬方面には厚い雲が広がってきている…ように見える。

燧ヶ岳は雲に覆われてしまった。

7時半前に「台倉清水」。水場は見当たらないし、給水するつもりもないのでスルー。

どうやら山頂までの距離は半分越えたようだ。

うーん、全く見えん。

太陽の恵みが足りない!晴れろ晴れてくれー!

行先は雲で真っ白。ついでに両側が薮で覆われて風の通りが悪くなり、蒸し暑くなってきた。

再び現れた急登を越えると木道が現れた…これはそろそろ山頂なのでは!?

山頂ではないが台地に出た!あーつっかれたー!どうやらここが「池ノ岳」らしい。見事に標識を撮り忘れたが、8時40分到着だ。予想よりも早く着くことができたぞ。

風が強く雲で覆われていて何も見えないが、とりあえず平ヶ岳山頂を目指す。

9時。ようやく「平ヶ岳」山頂に到着!長かったー!

山頂でめっちゃ休憩しようと思ったが、山頂は狭く強風が吹きつけてくるため、一息入れて出発。

そしてよくわからん方向に足を踏み入れた。

広く平らな理由は…以下略(おい)

ここが行き止まりのようだ。軌跡が付いているが…。

 

この勢いで「玉子石」へ!

山頂台地の水場。

これはちょっと厳しいw

広くて気持ちがいい。これで風が穏やかで晴れていれば最高だった。

僅かな時間、先程までいた平ヶ岳が顔を出した。本当にのっぺりした山頂だ。

池塘が波打っている。それくらいの強風ってこったです。

どこまででも続いていそうな木道だ。

9時半。写真でしか観たこと無い「玉子石」発見!

近くで見ると意外とまん丸ではなかったwよく転がり落ちないなこれ。

ここでちょろっと休憩。だが狭いし、タバコ吸ってるアホがいたので早々に撤収。

ちょっと雲が取れてきたかな?相変わらずの爆風だけど。

部分的に紅葉している。

池ノ岳に戻ってきた。

台風直前ということで山頂付近は爆風&ガスガス。それでも短い距離で平ヶ岳山頂を目指すプリンスルートの人もいたのか、意外と登山者は多めだった。

 

10時。下山開始と行こうか。

気持ちよさそうな稜線。

その奥に見えるのは奥只見湖かな?

ここらあたりで大休憩。ほとんど休憩を取っていなかったので流石に疲れた。

一部にだけ光が差していて神秘的だ。

さて行きに登ってきた急登の稜線を激下りだ。

両側が落ちた痩せ尾根。おまけにザレてる。疲れているからこそ慎重に。

この辺りから雨が降ったり止んだり。面白いことに「後少しで車に到着なんです。お願いだからそれまで止んでください!」て強く思うと止んだwこれを繰り返す。

が林道に入ると雨は止むことを止めた。

13時すぎ。無事に登山口に到着できた。達成感がある山行だった。

 

少しゆっくりしようかと思ったら、羽虫が五月蠅し雨もシトシト降っていて蒸し暑かったので、着替えもそこそこに新潟へ向けて出発。

さてここからの道路も狭い道が10キロ以上続く。正直登山より運転に神経を使って疲れる。

銀山平温泉 白銀の湯」に到着し汗を流す。タイミングが悪かったのか、めちゃ混んでたなあ。

 

今回の山行に関しては、かなり身構えていたが「皇海山」のクラシックルートのほうがハードだったのでちょっと拍子抜け。それでも久しぶりの長時間山行は楽しかった。

 

めちゃめちゃ腹減ったので「塩沢そば処 田畑屋」で夕飯。天ぷらも蕎麦も美味しかった。時間が中途半端だったのかそれほど店は混んでおらず、ゆっくり食事ができた。

翌日は天気が良かったらいよいよ巻機山へ。

でも天気予報が怪しいんだよなあ…。