『深夜特急』(著:沢木耕太郎 新潮文庫)


もうこれで何度目の読み返しになるのか・・・。
いつ読んでも、何度読んでも旅の素晴らしさと旅に出たくなる衝動に駆られる。
TVドラマ化もされていたようで、恥ずかしながら(?)今年に入って初めて知ったorz
なのでドラマなんてレンタルしたこと無いけど、TUTAYA行ったらあったのでレンタルした。
見つけた時はあまりの嬉しさに、
うおおおぉぉぉ!
・・・・・・と心の中で叫んだ。
声に出してたら完全にイッチャッテル人なんで、そこら辺は自制した。
流石に1996年〜のドラマなので情報が古いだろうな。
大沢たかお松嶋菜々子なんてビビルくらい若いし(笑)
終盤で出てきた松嶋菜々子に対しては男の一人旅が全て台無しだ!
って思わせてくれちゃうくらいいらない子だった。
つーか何しに出てきたんだか。単に海外旅行をしたかったからとしか思えん。
それでも多くの国々の素晴らしい映像を眼にすることが出来たのは素直に嬉しかった。
とまあ、ドラマは置いといて、原作が単行本化したのはいかんせん80年代のことだからドラマ以上に情報が古い。
デリーからロンドンまでバスで旅行する内容だけど、ストップオーバーが出来るため香港始まり。
行き当たりばったりの展開で、何をするにもその日の気分。
その分、全ての責任は自分ひとりのみ。
だけどやっぱり楽しそうだし何事も経験だろうなあ。
うーん、こんな旅行をしてみたい。
アジア・ユーラシア・ヨーロッパと大まかに3つに分かれている内容。
バスで移動といってもフェリー使ったりしてるんで全てバス移動ということではない。
読んでいて気になったのはインドだろうか。
人の喧騒や街並み、宿探し、列車の乗り方、人との触れ合いなどなど。
その中で仏教の最高の聖地といわれるブッダガヤには1度は訪れてみたいと思った。
ハッキリ言って無神論者だけど、興味はあるから。
かといって妙な宗教に入るとかサラサラないが(笑)
歩きながら国境越えをする時の旅行者同士の交わし方もいいなあと感じた。
この本を読んでいて思ったのは観光名所を巡るのも楽しみ方の一つだけど、
現地の人たちと接しあうことが何より楽しいということ。
実際、学生の頃からの旅行経験上そう思う。
とは思いつつももしかしたら一生来ることが無いかもしれない!
移動費がもったいない!
という理由でオレだったら強行日程で観光してしまいそうだけど(笑)
結論、若いうちに旅をしろ、とはホントの事だ。
オレはボチボチ若いとは言えない年齢に来てるけどさ・・・・・・。