『試写室25時』(著:赤川次郎 集英社)


全7篇の短編になっていてそれぞれのサブタイトルに映画のタイトルが使われている。
心に残るものは特に無く、気楽にサクサク読める赤川作品らしい内容だった。
何でも屋の4人組が奇妙な依頼をこなしていく。
控えめな女性で容姿はそこそこ良く、いざとなったら行動力抜群の絢子というキャラもどこかで読んだことのある設定、て感じ。
しかも度胸があって催眠術ができて演技も出来るとか凄まじいな(笑)
一方で他の3人のキャラが目立った言動を取らないため、ぼやけてた。
最後のエピソードでは所長の戸田と絢子はいつの間に急接近してたんだ?と疑問を抱く。
読みやすいのは良いんだが、相変わらず物足りない。
そうと分かっていてもたまーに読みたくなってしまう赤川作品。不思議だわ。